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第4回 「すきのアーサナ」

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①動悸、息切れ、喘息、気管支炎、喉の痛み、②頭痛、鼻詰まり、高血圧、いらいら、短気、神経衰弱、不眠症てんかん、貧血、無気力、風邪を引きやすい、③便秘、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、泌尿器系の病気、子宮の位置不全、消化不良、④肩こり、首の痛み、背中の痛み、肩の柔軟性などに効果があります。 

 あごが胸に押し当てられるために血液が喉や胸に豊富に集まり①のような効果があります。後頭部が刺激され、それでいて頭部への血液流量は制限されているので神経が鎮静され②のような効果があります。腹部臓器全体が刺激されるので③のような症状が改善されます。首から腰にかけて背骨に十分な血液が供給されるので④のような症状が解消されるのです。ただ、心臓に負担がかかるので、不整脈などのある方はやらない方がよいでしょう。

· アーユルヴェーダ ……便秘対策

 大便によって食べ残りのカスと体内の老廃物が一緒に排出されますが、体内に留めておけば有毒物が再吸収され、健康に害を及ぼします。アーユルヴェーダではどんな体質の人でも一日一回~二回、起床直後に尿と大便を排泄することを勧めています。そのためには朝起きたらすぐに白湯を一杯飲み、静かに便意を待ちます。これが基本ですが、体質によってはこれだけではうまく行きません。

 ピッタ体質の人はむしろ下痢気味の傾向にありますので排泄にはあまり苦労しません。しかし、食後に催して排泄する習慣や、たばこやコーヒーの刺激に頼って排泄する習慣のある場合は、朝、起きたら白湯を一杯のみ静かに便意を待つように習慣づけます。

 生活動作がゆっくりとして、少し太めの人、つまりカパ体質の人は、繊維質のものを豊富に食べるよう心がけ、また散歩やジョギング等の軽い運動が排便をスムーズにします。

 やせ形で動作が素早いヴァータ体質の人は、最も便秘しやすいタイプです。規則正しく生活し、特に朝、ゆったりとした時間を持つことが望まれます。運動のし過ぎ、繊維質のものの摂りすぎはヴァータを増大しますので逆効果です。ヨーガなどのゆったりとした体操を行い、油分の多いものを摂るべきです。寝る前に 200ccほどのホットミルクにギー(精製バター)を 10ccほど混ぜて飲むと良いでしょう。

· 瞑想ノート気持ちを理解する

  いろんな場面で、私たちは様々な気持ちを抱きます。いや、何時いかなるときも心の奥底に、言葉にならない微妙な気持ちがあるはずです。その微妙な気持ちが私たちの顔に表情を作らせ、言葉を発しさせます。そして行動をさせます。しかし、ほとんどの場合私たちは自分の心の奥底の微妙な気持ちを理解していません。もし、それを理解し、それを言葉にするなら、周りの人はあなたを理解するでしょう。あなたが理解されないと感じるのは、あなた自信があなたの気持ちを理解していないからです。あなたはどんな雰囲気を回りに発しているのでしょうか。雰囲気はあなたの奥深い気持ちの現れです。あなたが自分の気持ちに気づくとき、あなたが発している雰囲気にも気づきます。少しでも人間らしい暖かさに満ちた、優しさと理解に満ちた雰囲気を醸し出すように努力しなければなりません。そんな雰囲気の人に接するとき、周りの人は自然とその人に心を開きます。そして良い人間関係がそこから築かれて行くのです。

 それではどのようにして自分の気持ちを理解し、どのように良い雰囲気を醸し出すのでしょうか。まず、気持ちを理解するには、瞑想中に思い浮かぶ雑念の中でも少し重要そうなものに焦点を当てて、それを思うときに自分はどんな気持ちになるだろうかと自分に問いかけてみることです。そうすることで次第に自分自身をよりよく理解できるようになります。

 また、良い雰囲気を醸し出すには心の非暴力に徹することです。心の中で人を中傷したり、批判したりしないこと、そして暴力的なイメージを持たないことです。もし心がそちらの方に流れ出したら、逆に相手の良い面を思い浮かべるとか、どういうふうに視点を変えたら相手を許せるのかを一生懸命考えます。または全く別なことを考えるようにします。常日頃から唱えるマントラを用意しておき、心が暴力的な方向へ動き始めたらそれを唱えるのは良い方法です。例えば「シャンティー(寂静)」とか「愛」とか「光」とか「南無阿弥陀仏」とか何でも良いのです。
 
1995年5月1日発行