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第58号 ごま油のマッサージ

1、やり方

   油はサラダゴマ油(ゴマを生しぼりした油、においがあまりない。炒ってから搾ったものは焙煎ゴマ油といって、ゴマ特有の匂いがする)を使用します。本来は全身をマッサージしますが、他人の助けを借りたり、専用の施設が必要だったりしますので、簡単で効果の高い、3点マッサージを紹介します。


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②油を少量手にとって頭のてっぺんに擦り込み、毛髪全体に広がるようにマッサージします。①マッサージ用に小さい土鍋を購入しそれに10cc程度の油を入れて、数秒間火に掛け、45℃程度に温めます。

③耳全体に擦り込みます。肩こりには肩に、腰痛や膝の痛みなどにも、その部分に塗ってみます。

④足首から足の裏にかけて全体的にマッサージしながら擦り込みます。

⑤軽く、ティッシュやペーパータオルで拭き取って、専用のスリッパを履きます。これは床が汚れるのとスリップ防ぐためです。

⑥マッサージ後、30分~1時間程度おいてから、入浴します。その頃には油はかなり肌に吸収されていますので、風呂を汚す心配もあまりありません。入浴やシャワーで十分、汗を流すことが効果を高めるコツです。シャンプーや石鹸で、薄く油分が残る程度に洗い流します。

*鼻炎にはゴマ油を小指の先につけて、それを鼻の穴に垂らし、勢い良く吸い込みます。これを日に2~3回行うことで症状が軽減し、風邪の予防にもなります。

 

2、ゴマ油マッサージを行うときの注意点

 食事の直後、熱があるとき、どこかが炎症を起こしているとき、生理中はゴマ油マッサージを控えます。それ以外はできるだけ毎日行います。陽転反応により、最初2~3日、返って体が重たい感じになる場合がありますが、一週間は続けるべきです。ゴマ油は紫外線によって有害な過酸化脂質に変わる恐れがありますので、日に当たりやすい人は、顔や手の甲には塗らないようにします。顔にはスクワランやホホバオイルをお勧めします。

 

3、効果と理論

 ゴマ油の有効成分は五分間で脊髄にまで浸透します。その途中で、体内にたまった病気のもとであるアーマ(老廃物)を分解・中和し、それを汗として体外に排出します。また、ゴマ油はストレスや緊張、疲れ、寒さなどによって体内に蓄積されたヴァータ(風の要素)を中和する最も有効な薬であるとアーユルヴェーダでは説明しています。そのため、ゴマ油マッサージを行うと、「リラックスして、ストレスがなくなった感じがする」、「体と気分が楽になった」、「頭や目の疲れがとれる」、「不眠症が改善した」という声が聞かれるようになります。

 ゴマ油には老化の原因である過酸化脂質の生成を抑えるセサミノール、細胞の代謝を活性化させるセレニウム、育毛によいアントシアン色素、ナイアシンなどが含まれています。また食しても骨粗鬆症、貧血、生理痛、肝臓障害に効果があると言われています。

1996年12月7日