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第1回 最初の注意

●ヨーガ……最初の注意
1)無理は禁物
痛みを我慢して無理にポーズを行ったりするのは絶対にいけません。気持ち良さを味わえる程度に形を作り、又ポーズを行っている時間もご自分の判断で早めに切り上げてかまいません。

2)食後、風呂上がりは注意
アーサナ(体操)によっては食後に行うと気分が悪くなるものがあります。例えば逆立ちのアーサナ、すきのアーサナなどのおなかを上げるポーズ、コブラアーサナなどの反るポーズ、ひねりや前屈も胃に圧迫を加えますので避けなければなりません。食後3時間ぐらい経てば大丈夫でしょう。間食後なども少し時間をおいた方がよいでしょう。呼吸法、瞑想も同様に考えてください。また、風呂上りは筋が伸びやすく、いろんなポーズがうまくできるものですからつい無理をしてしまいます。体の火照りがさめてから行います。

3)リラックスできる服装で
  ポーズや呼吸法を行なう際は、手足の動き、おなかの動き、全身の血行を妨げないよう窮屈な衣服、下着などは避けます。支障がなければ時計やメガネも外したほうが良いでしょう。また、暑さ、寒さを感じない部屋で行うのが良いのですが、そうも行かないときは服装で調整します。特に寒いときは冷えないようにセーターなどを着て行なうと良いでしょう。

4)病気や腰痛などの痛みがあるときや妊娠中は
症状がひどいときはもちろんヨーガはできません。しかし日常生活ができる程度になったなら、ヨーガを行った方が快復が一段と速まります。ただし無理をしないという原則は守ってください。妊娠中は一般の人とは一緒にはできませんので、個人的なプログラム(作成いたします)に従って自宅などで行ってください。

アーユルヴェーダ……アーユルヴェーダの目的
「健康な人の健康を維持すること、そして病人の病気を緩和することがアーユルヴェーダの目的である。」(チャラカサンヒター、1・30・26)
チャラカサンヒターはアーユルヴェーダの最も基本的な古典の一つです。つまりアーユルヴェーダの目的は半分が治療医学であり、後の半分は予防医学であることが分かります。
インド哲学における人生の目的に四つあります。
1、法を守り義務を果たすこと(ダルマ)
2、財を得ること(アルタ)
3、愛または望みを成し遂げること(カーマ)
4、解脱すること(モクシャ)
この四つが互いに矛盾することなく達成するように努力しなければなりません。しかしそれには何よりも健康でなければなりません。ですから人生の目的を果たす上でアーユルヴェーダの実践は重要なことなのです。

●瞑想ノート……瞑想の基本
座って目を閉じること、形の上ではそれでりっぱに瞑想ですが、正確には瞑想独特の意識状態を一定時間保つことと定義することができます。その意識状態とは脳波を計ればα波が優勢に出ている状態ですし、瞑想している本人は深いリラックスと気持ちよさを感じています。それでいながら鋭い集中力を発揮できる状態ですので、体の一部分に集中したり、心の動きに集中したり、あるテーマについて熟考したりすることができます。
瞑想独特の意識状態に(瞑想状態)に至るには、アーサナと呼吸法で体と息を良い状態に整えてから臨むのが最良です。その後、静かな呼吸に合わせて、鼻先に集中し、吸いながら「ソー」、吐きながら「ハーン」と唱えています(ソーハン瞑想)。一つの短い言葉(真言マントラ)を唱え続ける「マントラ瞑想」も良い方法です。

1995年4月1日発行