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第61号 真理への瞑想「真理の実践」

●真理への瞑想…真理の実践
栄光なる不滅のアートマン(真我)よ!
 精神修行に励み、悲しみを超え、自由、解脱への道を歩む者よ。ヨーギ(ヨーガを修する者)とは自分自身の好みや性格、無意識中の記憶や印象に応じて、数あるヨーガの修行方法の中の幾つかを選んで、精神改革の道を進む人です。
 ウパニシャッドヴェーダの奥義)は宇宙に一時的に出現したに過ぎない存在、滅び行く運命にある不安定な存在(アサット)と対比して、唯一の本質、真の原理としての絶対存在(サット)について解き明かしました。絶対存在とはつまり宇宙的な意識であり、大いなる光であり、大いなる真理で
あり、私たちの求める究極のゴールでもあります。真理とは絶対存在であると同時に、絶対存在へ導かれる道でもあります。つまり真理に従って修行することで真理に覚醒するのです。真理に従った修行には超常的な神の力が付与され、修行そのものが成功に導かれるような精神的な力が養われます。祖国の偉大な父、マハトマ・ガンジーはこの精神的な力こそが彼が取り組んだ全ての仕事の成功の秘密であり、力の源であったということを、後に打ち明けています。真理に従った修行が彼に全てのものに打ち勝つ精神的力を与、彼自身の内にある悪い予感や、俗的なものを克服して行きました。彼は自らを克服する力を獲得し、またどんな嘘や偽りに対しても負けない力を獲得したのです。彼は自らの見解を次の言葉で宣言しました。
「神は真理である。しかし私に言わせれば真理が神なのである。」
真理にぴったりくっついて離れないことで神に至ることができるのです。
真理の実践そのものが修行です。真理は修行が進歩的であるための道です。真理は修行を活気付け、力動的にする内なる力です。そして真理は到達し得る究極のゴールです。真理を崇拝する者が祝福や究極の真理を受け損じることは決してありません。真理を崇拝し、実践するときに、とたえ様々な試
練や困難に直面したとしても、常に真理からの導きがあるのです。
 実際、真理は既に真の自己、本質的な存在として、あなたの中に祀られています。実際はあなたはこの地上の存在ではありません。またあなたは思考、情動、情緒、記憶、想像、空想、欲望、熱望、たくらみ、好き嫌いなどを束ねただけの存在ではないのです。それらはあなたの真理を構成してはい
ません。真理としてのあなたは肉体的、生物的な存在とは異なります。思考や情動を束ねた存在とも異なります。質問したり、疑ったり、理由づけしたり、論理的な作業を行なう心理学的に構成された存在とも異なります。真理としてのあなたは絶対存在であり、大いなる光なのです。あなたは決して
薄れることのない、不変で、永遠に輝き続ける真理の一部なのです。ですから、あなた自身がこの真理に気づいていること、またその気づきの中に生活することが、すなわち真理の遵守であり、真理の崇拝なのです。あなたの思考や行動や言葉の中に、また生活の様々な側面に、自らの神性を表現することが真理を成就することに他なりません。あなたの人生が、そのままあなたの神性を表現するものであってください。それが真の意味の真理の実践です。親愛なるスワミシバナンダ大師は現代人のために次のように書き残しま
した。
「あなたは神性である。神性でありなさい。神性さを感じ、神性を語り、
神性を生き、神性なる人生を送りなさい。」
これこそが真理の実践であり、祝福の鍵であり、至高の輝きと解脱です。
スワミ・チダナンダ大師講話集 Ponder These Truth 訳 土江正司