バガバッド・ギーター……第二章(64~72) 理論によるヨーガ 五感を自己の支配下に治め、感覚の対象物への愛憎を離れることによって自己を制御した人は寂静に到達する。64 寂静に至った人は、速やかにを確立するので、彼の苦悩は全て消滅する。65 神に専念しな…
バガバッド・ギーター……第二章(54~63) 理論によるヨーガ アルジュナはたずねた。 「クリシュナよ、智慧が確立し、三昧の境地にある人はどんな特徴をもっているのか。智慧を確立した人はどのように語り、どのように座し、どのように歩むのか。」54 聖バガバ…
バガバッド・ギーター……第二章(39~53) 理論によるヨーガ ここまで、哲学的な考察による知識のヨーガを説いた。次にカルマヨーガによる智慧を聞け。その智慧によって心を統一すれば、あなたは因果に束縛されることがないだろう。39 そのとき、すべてのことが…
バガバッド・ギーター……第二章(25~38) 理論によるヨーガ アートマンはその姿を現すことがないので認識されることがない。不可思議で、不変であると言われている。アートマンとはそのようなものなのだから、あなたは嘆くべきではない。25 仮に肉体が死ぬとき…
バガバッド・ギーター……第二章(14~24) 理論によるヨーガ アルジュナよ、現世において、つまり魂が肉体を得ている間、否応なく、我らはさまざまな環境に接触し、それらは我らに苦楽や寒暑をもたらす。それらは来たと思えば去り、去ったかと思えばまた来て、…
健康……奉仕で健康 半身不随の上にガンを併発したお年寄りが、奉仕生活で健康を取り戻したお話を紹介しましょう。これは、日本のヨーガのパイオニア故沖正弘先生から生前に聞いたものです。 この方は、難病を治すために、あちこちの病院を転々としましたが、…
バガバッド・ギーター……1 インドでもっとも愛読されている聖典『バガバッド・ギーター』(至高者の詩、以下『ギーター』と略す)は、日本でこそ知る人は少ないのですが、世界的には古くから親しまれ、多くの哲学者や宗教者、詩人に影響を与えてきました。 …
健康……美顔健康マッサージ ①首をのどから後ろにかけて60回こする。以下同じように一カ所をとにかく60回こすります。首のマッサージは甲状腺の健康やカルシウムの濃度を調整する機能を高めます。②あごの下をのど仏から耳の下の方にかけてこすり上げる。顎下腺…
健康……健康の復元力 自律神経系、内分泌(ホルモン)系、免疫系は健康の復元力を担う三人兄弟です。この三人兄弟の強力な助っ人となるのが実はヨーガです。現代人はストレスから自律神経の中でも交感神経のみが異常に興奮した状態が続き、胃潰瘍や高血圧の原…
健康……血管の若返り呼吸法 鼻から吸い込まれた空気は、肺の中で肺胞と呼ばれる小さな袋に行き着きます。肺胞はぶとうの房のような形をしていて、左右それぞれの肺に約3億個あり、その表面積は人間の皮膚の表面積の50倍近くあります。正しい呼吸をすると、こ…
健康……腹部のうっ血と丹田呼吸 血液循環をよくするには運動が大切であることは言うまでもありませんが、もっと簡単に、どんな人でも、病人でも、寝ていても、座っていても、立っていてもできる「丹田呼吸法」を紹介しましょう。 川の流れが淀むと水が腐敗し…
瞑想ノート……エゴオバケ 『悩みオバケ①』で「私は悩まない」という人の心の中にはエゴオバケが住んでいて、知らないうちに人を傷つけていることがあると述べました。また『悩みオバケ②』ではオバケに毒を与えているのはエゴであり、そのエゴに気がつくことで…
ヨーガ……呼吸法⑥息を止める(クンバカ) 息を止めることを「クンバカ」といいます。極度に集中を要する作業をしているときや、渾身の力を込めるときには自然にクンバカ状態になります。逆にクンバカを練習することですばらしい集中力と気力、忍耐力を身につ…
ヨーガ……呼吸法⑤素早い呼吸(カパーラバーティ) 最初は両方の鼻の穴から素早く吐き出し、1~2秒かけて吸うように練習します。吐くときは腹筋を一気に引き締め、横隔膜が上に押し上げられます。くしゃみをするときや大笑いをするときのおなかの動きに似てい…
ヨーガ……呼吸法④ ナーディ・ショーダン ナーディは気の流れる管、つまり気道を意味し、ショーダンは浄化を意味します。気道浄化呼吸法ということです。 図のように右手を鼻に構え、親指で右の鼻の穴をふさいで、左の穴からできるだけゆっくり吸います。そし…
ヨーガ……呼吸法③ 完全呼吸 肺を100%使う呼吸を完全呼吸といいます。普段の呼吸では肺は10~20%程度しか使われていません。使われなければ衰えて行くのが運命で、呼吸能力は年齢と共に衰え、身体に充分な酸素を供給できなくなり、老化が進行します。特に酸…
ヨーガ……呼吸法② 腹式呼吸 気持ちを集中して腹式呼吸をしばらく行っただけで、気分がすっきりします。普段から胸式呼吸を行っている人は、落ち着きがなく、いらいらすることが多く、また便秘または下痢気味ですが、練習により腹式呼吸が身に付くと、無意識に…
ヨーガ……寝る前のアーサナ 就寝前は時間を取りやすく、また最もくつろげる時間でもあるので、アーサナを行うのに適しています。寝る前にアーサナを行うことで、一日の疲れがをほぐされ、ストレスが緩和されるので寝入りやすく、熟睡できるようになります。ま…
ヨーガ……呼吸法① 呼吸法のことをプラーナヤーマと言います。プラーナ(気)をヤーマ(調整)するという意味です。「調気法」という人もいます。数十種類の呼吸法がありますが、教室で行っている数種類の呼吸法を覚えられれば充分でしょう。毎日ご自宅で実践…
瞑想ノート……⑤ 信仰 私たちは信じるものなしには生きられません。幼い頃にはおそらく母親や父親を信じ切っていたでしょうし、少し大きくなってからは友達や先生信じるようになります。大人になってからは妻や夫、または会社を信じたり、「信じられるのはお金…
ヨーガ……早起きヨーガ 朝起きたときに、すぐ布団の中で行うヨーガです。目覚めがすっきりします。毎日行って習慣化しましょう。 猫のアーサナ 祈りのアーサナ 瞑想ノート……勧戒④ 読誦とはお経や聖書などの聖典を読むことです。毎日決まった時間に少しずつ聖…
アーユルヴェーダ……目の健康と「ギー」の作り方 人間の感覚器官の中で最も大事なのは目です。できるだけ視力を衰えさせないように目の健康維持に努めたいものです。アーユルヴェーダでは「ギー」という油を使った目の健康法を奨励しています。 まずギーの作…
アーユルヴェーダ……鼻の健康 鼻はにおいを嗅ぐ感覚器官としての働きだけでなく、吸い込んだ空気を鼻の奥で体温に近い温度まで暖めてから肺に送り込んだり、鼻毛や粘膜でほこりなどの異物を取り除く働きをしています。最近は排気ガスなどの大気汚染や不健康な…
アーユルヴェーダ……口の健康 ゴマ油やミルクなどで口をゆすぐこと(うがい)によって、歯を丈夫にし、声を良くし、味覚を良くすることができます。治療効果として、酸っぱいものを食べたときに歯茎がしびれないようにしたり、口内炎や唇のひび割れなどに効果…
アーユルヴェーダ……食事法⑦ 食後の満足感 食事を単なる栄養補給と考えるのでは説明の付かないことがたくさんあります。なぜおいしいものを食べたいのか、なぜ会食をしたいのか、盛りつけや器にこだわるのはなぜか、などです。人間は食事によって総合的な満足…
アーユルヴェーダ……食事法⑥ 心を込めて食べる この食事法シリーズで参考または引用させていただいている「アーユルヴェーダ健康法」の著者、クリシュナ先生は食事中しばしば目をつむり、瞑想するかのように食べていらっしゃったことを思い出します。もちろん…
アーユルヴェーダ……食事法⑤ 食べる速度 早食いもゆっくり食べ過ぎるのも良くありません。急いで食べた場合は粘稠性のカパ(水の性質)の分泌によって“濡れる”働きが充分に行われないので、食物の本来の栄養が充分に吸収できません。胃の中に収まった感じもあ…
ヨーガ……禁戒① 非暴力 ヨーガを行っているうちに心が穏やかになってきて次第に暴力的な行為や考えは減ってきますが、ヨーガから離れたり、ストレスが多くなるとまたもとの状態に戻って行きます。不退転(もう元に戻らないこと)に至るには、いつどんなときに…
ヨーガ……深くゆったりとした呼吸 体中の全ての細胞は常に新鮮な酸素を必要としています。特に脳は非常に多くの酸素を消費します。しかし、身体的精神的ストレスにより現代人は浅くて速い不完全な呼吸を行っています。これでは体に十分な酸素を供給できず、疲…
●ヨーガ……吉祥のアーサナ、牛の顔のアーサナ <吉祥のアーサナ> 骨盤や腹部臓器、背中に大量の血液が送られるので腎臓、前立腺、膀胱などの働きを活性化します。特に泌尿器系の病気に良く効果を現します。坐骨神経痛やヘルニア、痔、睾丸の痛みにも効果があ…